鯨本 あつこ
小学生の頃に家族旅行で訪れた壱岐島。壱岐島からさらに船で渡る辰の島の美しさと、宿の人の温かさが印象に残っています
IID世田谷ものづくり学校(当時)の社会人スクール同窓生とメディアをつくろうと意気投合し、そのメンバーと訪れた大崎上島(広島県)で島の魅力に感化されたこと。島で出会った農家のおじさんから聞いた「この島は宝島なんだ」という一言が引き金となりました。
リトケイを通じて累計何千人もの島の方々と対話をしてきました。日本の島々にある多様な価値や課題にふれながら10年以上が経過。活動を始めた当初も島にある宝にはただならぬ価値があると感じていましたが、今はそれらが島だけではなく島国全体にとっても価値があるものなのだと確信しています。 そんな島の価値を、島と島国の可能性として広げていきたい。その一助になりたいと思いリトケイを続けてきた一方で、人口の少ない小さな島と同様に、リトケイ自身も小さく基盤の弱い団体でした。小さい団体ながら、さまざまな活動を展開できてきた背景には、調査、取材、事業活動のさまざまな場面で、リトケイを信じ、活動に協力してくださる島の方々や、島を想う企業や団体の方々がいたからです。 NPO法人化以降は、ご寄付やサポーター会員としてお力添えくださる心強いサポーターも増え、おかげさまでリトケイとして活動できる範囲が広がってきました。一つひとつは小さくても、力を合わせればなんでもできる。小さな小魚が大きな魚に負けないように大群となって自由に生きる絵本『スイミー』のように、リトケイはこれからも島を想う皆さんと共に、島から島国の可能性を広げていきます。
離島がなくなることは、日本の文化消失だけではなく、国防やゆたかな領海の維持にも大きな影響が起こります。
私たちと、離島文化を守る活動へ応援という力を貸してください。
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