1ページで分かる離島経済新聞社

ミッションは
“島と島国の宝を未来に
つなぐこと”

1万4125の島からなる島国日本には、北海道・本州・四国・九州・沖縄本島を除く
417島(令和6年4月時点)の有人離島があり、それぞれに固有の文化・自然・暮らし・経済があります。
リトケイは417島の有人離島にフォーカスし、島と島国の可能性を拓き、
島と島国の宝を未来につなぐことをミッションに活動する民間NPOです。

日本の島嶼とうしょ構成

国土交通省「日本の島嶼の構成」より(令和5年2月末時点)
(注)令和2年度国勢調査結果に基づく島の数を調査、内水面離島である沖島(滋賀県)を含む
(出典)国土地理院

持続可能な世界を
つくるヒントは島にある

417島の有人離島の総人口は約90万人台。
そのうち本土と橋のかからない306島に約56万人が暮らしています。
人口数人から数万人が暮らす島のそれぞれに多様な魅力、価値、可能性があり
総人口の0.5%による営みが、世界6位規模の排他的経済水域(EEZ)の50%を守っています。
NPOリトケイは2024年4月に島々のキーマンと共に一冊の本をつくりました。
『世界がかわるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』(issue+design)には
日本の島々を「シマ(人と人が支え合うコミュニティ)」の好例が密集する地域として
7つの「離島に学ぶべきポイント」を紹介しています。

日本は2070年には人口が8000万人台に減少すると見込まれています。
一方、離島地域のほとんどは1950年代より人口減少と向き合い続け、
そこから、創意工夫にあふれたチャレンジも生み出されてきました。
急激な少子高齢化・人口減社会を迎えた日本社会で必要とされるのは
少人数でも心豊かに暮らす生きるすべ。
いま、日本の島々には、この国で生きるすべての人々がみつめるべきヒントがあるのです。

  • 1有機的「シマ」の密集地
  • 2利他的生き残りの先進地域
  • 3「ない」から生まれる創造力と生きる力
  • 4誰一人とりのこせない世界
  • 5「足るを知る」が当たり前
  • 6自然と生きる豊かな感覚
  • 7課題も可能性もみえる「日本の縮図」

島を想うコミュニティが
新たな可能性を拓く

離島地域には、多様な価値、可能性、ヒントが存在する一方、
人の営みを維持するための課題も多様に存在しています。
日本の島々は歴史的背景や地理的条件などから複数の法律・制度により振興が図られていますが、
400島あれば400通りの解決策があり、海洋ごみ問題や気候変動の影響など、
住民や行政だけでは解決が難しい問題もあるのです。

そこでリトケイは専門メディアの制作ネットワークや読者層をコミュニティ化。
2024年11月には「未来のシマ共創会議」のように、
「島で生きる人」を中心に「島を支える関係人口」や「島を想うファン」を
「学び」を軸につなぎ、新たな可能性を生み出しています。

ひとりが1000倍の
インパクトを持つ島へ

島の人的資源や社会資本は都市部に比べれて小規模です。
人口300人の島と、人口30万人の都市では、
ひとりの人間が持つインパクトが1000倍異なります。
社会が縮小していっても離島の「シマ(人と人が支え合うコミュニティ)」に学び、
心豊かに生きることのできるシマが日本中に増えていけば、
日本の未来は明るいと思いませんか?

お金で買えるものは少ない島々には、お金で買えない豊かさがあふれています。
人口減・高齢化・地球沸騰化に向き合う人新世をいかに生きるか。
リトケイのメディアやコミュニティで、あなたも学びませんか?

島で生きる人・島を想う人の声

皆の想いが島の未来にとっての希望

皆の想いが島の未来にとっての希望

「リトケイ」との出会いは私にとって、島の未来にとって希望の光となった事は間違いは無い。全国の他の離島の現実を知る事、そこで暮らす同志の志を知る事、生計を営む人の現実を知る事、未来に向かって取り組む事例を知る事。その大切さを教えてくれた事に感謝します。私たちは、三重県の鳥羽市にある若衆の絆の残る「寝屋子の島」答志島で、子ども達の未来のために「人」を育てています。これからも、みんなの大切な思いを重ねていく。我が愛すべき「リトケイ」が共有する為の情報を発信し、伝えてくれる事を私は信じて止まない。
(答志島・「寝屋子の島留学」島親 濱口正久さん)

島のウチとソト、島々の同志の架け橋に

島のウチとソト、島々の同志の架け橋に

島の数だけ島心が存在します。その想いに光を当て、島に暮らす者に勇気を与えるリトケイ。島の外海離島というアウトラインがウチとソトという意識を生み、島の波風に心揺られ、リトケイに心交わり、想いが一つに重なります。その島々のドゥシ(同志)たちとの情報共有と感情共有の架け橋 リトケイ。いつもアリガッサマ。※奄美大島の島口で仲間のことをドゥシと言う。
(奄美大島・NPO法人ディ!代表理事兼あまみエフエム放送局長 麓賢吾さん)

極小離島にも光を当てる一番の応援団

極小離島にも光を当てる一番の応援団

私たちは深島を無人島にしたくない、という想いで島を守るために島で生活しています。リトケイでは、極小離島にも光をあててくださりとてもありがたく、他の島の様子がわかることでやる気にも繋がります。これからも、島に関わる皆様の一番の応援団として、活動が広がっていくことを心より応援しています。
(深島・でぃーぷまりん深島 安部あづみさん)

リトケイを通じて生まれる豊かなつながり

リトケイを通じて生まれる豊かなつながり

島が大好きです。訪れるたび、個性あふれる人や文化、自然に魅了されます。そしていつまでも大切にしなくてはと感じます。そんなとき、ご縁がありリトケイのみなさんに出会いました。「離れている」島、と書いて離島ですが、リトケイを通じてたくさんの島や人が「繋がっている」こと、そして豊かな関係が次々と生まれていること、本当に素晴らしいと思います。これからもずっと応援しています!
(個人サポーター・広告代理店勤務 井上征一郎さん)

代表者の想い

代表理事・統括編集長

鯨本あつこ
いさもと・あつこ

島を訪れると、店先や役場などで『季刊ritokei』を見つけることがあります。2012年に創刊した紙のリトケイは、19号を境にフリーペーパーとなり、2022年5月までの10年間で38号を発行しました。最初は数えられるほどだった設置ポイントも、今や約180島を含む全国1,200カ所超に増え、小さな島から大都会まで、子どもから御年配の方々まで、幅広い場所で、たくさんの方に愛読いただいています。

そんなリトケイも2010年の活動当初はすべてが手探り状態でした。
島の魅力に取り憑かれた私たちは「島には宝がいっぱいあるけど、魅力が伝わりにくいんだ」と教えてくださった島の方の言葉をもとに、まずはメディアを立ち上げたものの、その時にあったのは「島の人が喜んでくれるはず」「東京には出身者も多いはず」「ファンも多いよね」といった希望的観測とわずかな資金だけ。誰が喜んでくれるのか、確信が持てないまま記事を書き、新聞を発行。積み重なっていく費用の重みを解消する手立ても打てないまま、霧に包まれたような不安の最中にいました。

ある日、リトケイに1通のメールが届きました。差出人はある島にUターンした青年。20代でふるさとに帰った彼は、地元の人々に「無理だ」といわれながら、廃れていた田んぼの再生をはじめ、日々奮闘していました。そして彼は、リトケイに「離島に注目してくれてうれしい」というメッセージを送ってくれました。

それから10年以上が経ち、彼は島にとってかけがえのないキーマンとして活躍しています。私はリトケイを通じて、彼のように懸命に島で生きるたくさんの人々と対話を続けてきました。その数は累計数千人となり、そうした声をもとにメディア事業だけではない、地域支援事業を手掛けることができるようになりました。

私たちの活動は常に島で生きる人々の意思と共にあります。
人口数人から数万人が暮らす日本の宝島は、島国・日本にとっても大切な存在であるため、離島振興法をはじめとする島を支える仕組みや制度にも支えられています。民間NPOであるリトケイが支えたいのは、島で生きる人々と島を想う人々の笑顔です。人々の笑顔があってこそ、愛しい島の風景や文化が残り、そうした宝が未来につながっていくと信じているからです。

そんな日本の島々には今、新たな役割が生まれています。日本全体が急激な人口減少にある中、半世紀以上にわたって人口減少に向き合ってきた島々には、これからの日本社会が必要とするヒントがたくさん存在しているのです。島には課題もありますが、可能性もあります。そしてその可能性は、島国の可能性でもあります。

リトケイは島の方々と共に、小さな島から島国全体の再生を展望していきたい。そのために、民間NPOとして島の人や行政、企業や島のファンなど、島を想う人々のハブとなり、皆の知恵を結集し豊かな未来をつくっていきます。

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離島がなくなることは、日本の文化消失だけではなく、国防やゆたかな領海の維持にも大きな影響が起こります。
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