ネルソン水嶋
副編集長・ファンドレイジング担当

ネルソン水嶋

ねるそん みずしま

初めて訪れた島

母の故郷である沖永良部島(おきのえらぶじま)。小学2年の夏休み、祖母とご近所さんが話す方言が完全に外国語で、兄と二人で息を呑んだのも今はいい思い出。

職歴と担当業務

  • 大阪市出身。東京のシステム会社に5年間勤務した後、旅先でスカウトされて2011年にベトナム移住。
  • ベトナムでブログ「べとまる」を始め、ブロガー、ライター、編集者を経て、ウェブコンテンツ業界の人に。
  • 2014年に「デイリーポータルZ新人賞」グランプリと「ヤフースマホガイドコンテスト」大賞を受賞。
  • 2019年12月に沖永良部島滞在中、島内にベトナム人の技能実習生が100人近くいると知り、力になれたらと思い2020年7月に移住。やさしい島生活ガイド』制作など、島の多文化共生に取り組む。
  • ライターを経て2023年にリトケイ合流。業務はウェブメディア・ツールに関わること全般。記事の執筆と編集、外部クリエイター・エンジニアとのコミュニケーション、ウェブメディアのファンドレイジング強化など。
  • 准認定ファンドレイザー(2022年取得)、鹿児島大学奄美環境文化プログラム(2022年修了)、外国人雇用管理主任者(2024年取得)。

島に関わったきっかけ

物心がつく前から沖永良部島の土を踏んでいたので、母の故郷であっても、それが島であることを強く意識したことはありませんでした。いい大人になってから住んでみると、「沖永良部島だから」と思っていたことの多くが、実は「島だから」だったと気づけるように。ルーツのある人にとって、きっかけは2度あるのかもしれません。

島への思い

本土でときどき、理解できないといった表情で「なぜ島に住んでいるのか」と言われることがあります。

 

自分自身、今も決定的な答えは出ていませんが、それでも暮らしの長さに比例して「島にしかない魅力」は見つけてこれました。私にとって、その最たるものが「島人の(島への)愛と強さ」です。
 
数年前、某ブライダル雑誌のコピーで、「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、 私はあなたと結婚したいのです。」というものがありました。これを島風に勝手にもじると、「どこでも暮らせるこの時代に、 私は島に住みたいのです。」なんじゃないかなと思っています。つまり、島で生活(パートナーと結婚)するに足る愛がある。
 
ショッピングに行けない・映画館がない・夏は台風がひっきりなし(おもに南西諸島)…都市部に比べてインフラや消費的娯楽環境がハードモードな島。それでも島を住処に選ぶ人は、島への愛にあふれ、愛ゆえに芯が強い。おまけに自然と生きる術にも長けている。その愛のおこぼれをうっかりもらっちゃった人が新たな島人になることも。それは沖永良部島に住み、リトケイに関わることで島の解像度が上がって気づけたことです。

 

私を含めて島人の誰もがそうではないけども(笑)、そういう人は多い。間違いない。そんな愛すべき島々の存在を、この島国に暮らす人たちのひとりでも多くに伝える。それが、リトケイのミッションだと考えています。

Donationこの国の宝である
離島文化を未来へ遺す
活動を応援してください

離島がなくなることは、日本の文化消失だけではなく、国防やゆたかな領海の維持にも大きな影響が起こります。
私たちと、離島文化を守る活動へ応援という力を貸してください。

  • 1,000円/月

  • 3,000円/月

  • 5,000円/月

  • 10,000円/月

TOP