企業との活動
特定非営利活動法人離島経済新聞社は、2022年11月14日(月)〜11月18日(金)に“ritokei×有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET「島の魚食WEEK」”を開催しまし、全国約400島から厳選した気仙沼大島(宮城県)・家島(兵庫県)・笠戸島(山口県)・島野浦島(宮崎県)の魚介をつかったメニューを提供しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
左上から時計回りに「えびカレー(家島)」「ヒラメのソテー デュグレレ風ソース(笠戸島)」「牡蠣のグラタン(気仙沼大島)」、「かんぱちの黒酢あんかけ(島野浦島)」
(公財)下松市水産振興基金協会 下松市栽培漁業センター(笠戸島)
(有)結城水産(島野浦島)
イベントでは、全国4地域の島(宮城県気仙沼大島・兵庫県家島・山口県笠戸島・宮崎県島野浦島)から直送される「島の魚」を使ったオリジナルデリメニューを用意。ランチは4種のデリから2種選べるワンプレート、ディナーは4種を単品で提供し、累計239食を販売しました。
気仙沼大島:牡蠣のグラタン
家島:えびカレー
笠戸島:ヒラメのソテー デュグレレ風ソース
島野浦島:かんぱちの黒酢あんかけ
会場風景
ランチメニュー
「micro FOOD & IDEA MARKET」は丸の内のオフィス街近くに位置し、日本各地のmicroな食材を新しい物流の仕組みで運び、microな菌に注目した調理法を取り入れて提供するバルです。ローカルな素材を活かして新しい視点で開発された産品なども販売しています。
ランチタイムは、大きなテーブルを囲んで打ち合わせをしながら昼食を取るグループや、かたわらにパソコンを開いている一人客、コタツのある席でくつろぐグループなど、広々とした空間で来店客が思い思いに過ごしながら島の魚食を味わっていました。
離島経済新聞社が発行する有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』も店内で配布され、島々の地域づくりの話題や人口動態、島にゆかりのある著名人らのインタビューなどの情報を提供。島の魚食を舌で味わい、同紙を読んで島をより深く知っていただけるイベントとなりました。
micro FOOD & IDEA MARKET外観
『季刊ritokei』最新号
「素材の味を殺さず、旨味を生かすこと、調理法と魚の相性、4点に味のバリエーションがありランチとしてきちんとボリュームを感じられるよう考慮し、エスニック、洋食、中華的味わいを構成しました。笠戸島のヒラメはフレンチの王道デュグレレで淡い味を活かして仕上げ、島野浦島のカンパチは身質を感じられるよう、酸味との相性も活かして黒酢あんかけにしました。気仙沼大島の牡蠣は旨味の汁も味わってもらえるようグラタンにしました。カレーは海老の味だけで充分美味しいです。複雑なレシピではないので多くの方に楽しんでいただけたら幸いです」
「今回4種類ともご飯によく合う味付けにしていただいたこともあり、お客様の反応は非常によかった印象です!当店をいつもご利用いただいている常連さんもこの期間中はお魚デリを選んでいただいていました。当店のスタッフからも、5日間だけではもったいないとの声がありました」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
離島がなくなることは、日本の文化消失だけではなく、国防やゆたかな領海の維持にも大きな影響が起こります。
私たちと、離島文化を守る活動へ応援という力を貸してください。
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