リトケイの活動

8日間で500人以上が島の魚を堪能!ritokei×まちの社員食堂「島の魚食WEEK」を開催しました

特定非営利活動法人離島経済新聞社は、2021年7月12日(月)〜16日(金)・19日(月)〜21日(水)に面白法人カヤックが運営する「まちの社員食堂」(鎌倉市)とのコラボレーションによるイベント”ritokei×まちの社員食堂「島の魚食WEEK」”を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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イベント概要

特定非営利活動法人離島経済新聞社が発行する有人離島専門メディア『ritokei』「おいしい!たのしい!島の魚食図鑑」特集(2021年5月27日発行|フリーペーパー版・ウェブ版)の関連企画として同特集に登場する伊豆諸島(東京都)、家島諸島(兵庫県)、対馬島(長崎県)、五島市(長崎県)、沖永良部島(鹿児島県)の「島の魚」を、鎌倉の「まちの社員食堂」で提供しました。

日程:2021年7月12日(月)〜 16日(金)・19日(月)〜21日(水)
開催場所:まちの社員食堂(鎌倉市)
販売数:541食
協力団体:面白法人カヤック

全国5地域の島から直送された「島の魚」を日替わりで提供!

2021年7月12日(月)〜 16日(金)は5つの離島エリアから日替わりで1エリアの魚介を使ったメニュー、19日(月)〜21日(水)の3日間は5つの島全ての魚を使った海鮮丼を提供し、8日間で累計541食を販売しました。

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伊豆大島昼定食

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伊豆大島夜定食

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家島昼定食

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五島市昼定食

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沖永良部島お刺身定食

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5つの島の魚をつかった海鮮丼

食を通して島の魅力を発信

約6,800島からなる島国・日本には、約400島の有人離島地域(以下、島。※)があり、数えきれないほどの宝が存在しています。島々に息づく「魚食」の文化もその一つです。

(※)北海道・本州・九州・四国・沖縄本島を除く人が暮らす島々

海に囲まれた島々では、古来、海の幸を楽しむ食文化が育まれてきました。島々の異なる環境のなかで多様な食文化が育まれ、郷土食として根付いていますが、島の魚介や加工品は生産量も流通量も少なく、他地域に暮らす人にとって、なかなか触れる機会は多くありません。

本イベントでは地域の異なる島の魚介を食べていただくとと共に、島の魚介を使った加工品の販売や、店内で各島の紹介動画を上映するなど、少しでも島について興味を持っていただく機会創出の場となるよう、企画いたしました。

「まちの社員食堂」の担当者は、今回の企画について以下のように振り返りました。

「家で調理しにくい新鮮なお魚が食べれられるということで、お客様にとても喜んでいただきました。離島からお魚を取り寄せるという、個人では実現しにくい特別感も相乗効果があったと思います。
また、この企画をきっかけに、対馬も五島も”磯焼け”に大変悩まされているという事実と、それを解決するために害魚とされる魚をすり身や魚醤にしたりすることで駆除するのではなく、商品化してポジティブに解決していることや、新型コロナウイルスの影響で魚が売れず、漁にも出られないという島の課題を知りました。
遠く離れた離島にまで新型コロナウイルスの影響があることに衝撃を受け、魚=鮮魚というイメージがありましたが、この事情を知り加工品もメニューに取り入れさせていただきました。」

実際に食堂に訪れた方々からは、「今、なかなか旅行に行けないが、行けるようになったらこの島に行ってみたい」など、島に思いを馳せる声も多く聞かれ、それぞれの島の特色ある魚食を通じて、広く島々の魅力を伝える機会となりました。

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日本財団「海と日本プロジェクト」

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さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

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