リトケイの活動

約300人が島の魚を堪能!ritokei×まちの社員食堂「島の魚食WEEK」を開催しました

特定非営利活動法人離島経済新聞社は、2022年7月11日(月)〜15日(金)に面白法人カヤックが運営する「まちの社員食堂」(鎌倉市)とのコラボレーションイベント”ritokei×まちの社員食堂「島の魚食WEEK」”(以下、「島の魚食WEEK」)を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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長崎県五島列島のあごダシと対馬の魚を使用した「サバの干物とそう介のメンチカツ定食」

イベント概要

  • 日程:2022年7月11日(月)〜15日(金)
  • 開催場所:まちの社員食堂(鎌倉市)
  • 販売数:295食(5日間累計)
  • 協力:面白法人カヤック

北海道、瀬戸内地方、長崎県離島の極上グルメを日替わり体験

「島の魚食WEEK」は、2021年にも開催され累計541食を売り上げた人気企画。第二弾となる2022年は、北海道、瀬戸内地方、長崎県の離島から選りすぐりの魚介やダシを鎌倉の「まちの社員食堂」に直送。この期間だけ限定のオリジナルメニューを日替わり提供し、累計295食を販売しました。

メニュー一覧

7/11(月)北海道の島の魚の日(利尻島・奥尻島) 利尻昆布だしの漬けホタテ丼
7/12(火)長崎県の島の魚の日(五島列島・対馬) あごだしソースで食べるアジフライ定食
7/13(水)長崎県の島の魚の日(五島列島・対馬) アナゴの天ちらし丼
7/14(木)長崎県の島の魚の日(五島列島・対馬) サバの干物とそう介のメンチカツ定食
7/15(金)瀬戸内の島の魚の日(伊吹島・田島) ジャコエビともずくのかき揚げ丼

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あごだしソースで食べるアジフライ定食

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ジャコエビともずくのかき揚げ丼

魚食を通じて島々の魅力を発信する「魚食WEEK」

「島の宝を未来につなぐ」をミッションに活動する離島経済新聞社では、島々の漁業・水産業を未来につなぐべく、2022年7月から12月にかけて、有人離島専門メディア『ritokei』や各種イベントを通じて「島×海の味わい」を社会に届ける「離島の魚食文化を広めるプロジェクト2022」を展開しています。

約6,800島からなる島国・日本には、約400島の有人離島地域(以下、島。※)があり、数えきれないほどの宝が存在しています。島々に息づく「魚食」の文化もその一つです。

(※)北海道・本州・九州・四国・沖縄本島を除く人が暮らす島々

海に囲まれた島々では、古来、海の幸を楽しむ食文化が育まれてきました。島々の異なる環境のなかで多様な食文化が育まれ、郷土食として根付いていますが、島の魚介や加工品は生産量も流通量も少なく、他地域に暮らす人にとって、なかなか触れる機会は多くありません。

「島の魚食WEEK」では、知る人ぞ知る離島の極上グルメを味わっていただく機会として、鎌倉の「まちの社員食堂」とコラボレーション。北海道から利尻島の「利尻昆布」や奥尻島のホタテ、瀬戸内地方から伊吹島のいりこダシや田島の海産物、長崎県から五島列島「あごダシ」や対馬島の魚介など、島々から食堂に直送される海の幸を使ったオリジナルの日替わりメニューを提供しました。

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鎌倉駅西口から徒歩2分の「まちの社員食堂」

「まちの社員食堂」は、面白法人カヤックが運営し、鎌倉に拠点を持つ会員企業・団体31社が共同で利用する、鎌倉で働く人のための食堂。鎌倉でリモートワークに取り組む人など、会員企業の社員以外も利用しています。

「島の魚食WEEK」初日の様子

初日に提供された島の魚食は、利尻昆布と奥尻島のホタテをふんだんにつかった「利尻昆布だしの漬けホタテ丼」。開店前から人が並び、開店と同時に満席となった食堂で、来店客が島の魚食を味わっていました。

離島経済新聞社が発行する有人離島専門フリーペーパー『季刊ritokei』も店内で配布され、島々の地域づくりの話題や人口動態、島にゆかりのある著名人らのインタビューなどの情報を提供。島の魚食を舌で味わい、同紙を読んで島をより深く知っていただけるイベントとなりました。

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「まちの社員食堂」石原愛子店長と利用者の声

島々から届いた魚食で5種のオリジナルメニューを作成した「まちの社員食堂」石原愛子店長に、「島の魚食WEEK」に参加してのご感想や、お客様からの反響を伺いました。

「自分が普段触れ合うことが出来ない食材を取り扱う機会をいただけて、とても楽しく調理をさせていただきました!島国である日本の素晴らしい宝だと、改めて感じることが出来ました」と石原さん。

お客様からは、「とても美味しかった!」と好評で、毎日通って日替わり定食を全て味わった方も。出汁をテーマにしたことで、「濃い味付けでなくても、素材の味を楽しむことができました」というご意見や、「各島の出汁の味の変化が楽しかった」というご意見もいただいたそうです。

また、北海道のホタテ、瀬戸内のジャコエビ、対馬のそう介のすり身などの食材に「珍しいね、これは何ですか?」との質問があり、そう介のすり身は未利用魚を活用していることをお話しするなど、魚食を通じて島々の話題が広がる機会となりました。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

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特定非営利活動法人離島経済新聞社(担当:石原・鯨本)
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