プレスリリース

『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』発売日が4月20日に決定

クラファンから1年『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』4月20日発売決定

2023年に実行・達成したクラウドファンディングから1年、2024年4月20日にリトケイと島々のキーマンや有識者による新著『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』(著・世界がかわるシマ思考制作委員会/編・離島経済新聞社/発行・issue+design/発売・英治出版)が、発売となります。

「シマ思考」とは「人と人が支え合うコミュニティ(=シマ)」を中心に世界を捉えるしなやかな思考であり、本来、自然の厳しい島国で生きていくために必要な思考。

自然と共生する営みがあり、1950年代から人口減・高齢化時代と向き合い続けてきた「日本の縮図」離島地域には、「シマ思考」や「生きるすべ」が高密度に存在していることから、『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』では、日本の島々が誇る叡智を、島から社会へ提案します。

離島に学ぶべき7つのポイント

本著の導入「Introduction」では、離島に学ぶべきポイントを7つの視点で紹介。

地球沸騰化といわれる限界状態の地球と、格差・貧困・少子化などの問題が複雑に絡み合う社会を心豊かに生き抜くすべを、シマという「小さな規模」から紐解くことを提案します。

<Introduction 離島に学ぶ、という提案>
自分と社会と地球の「豊かさ」について/ 地球の豊かさは限界状態/ 知恵と工夫が生んだ限界/ 薄い氷の上にある人間社会/ 小さな規模から紐解こう

【島に学ぶべき7つのポイント】
1 有機的な「シマ」の密集地
2 利他的生き残りの先進地域
3 「ない」から生まれる創造力と生きる力
4 誰一人とりのこせない世界
5 「足るを知る」が当たり前
6 自然と生きる豊かな感覚
7 課題も可能性もみえる「日本の縮図」

キーワードは「シマ」。

シマという言葉には「離島」や「たよりになるもの」などの意味があり、奄美や沖縄地方では「集落」をシマと呼ぶことから、同著ではシマを「人と人が支え合うコミュニティ」と定義しました。

有識者の金言に、離島のキーマンが語る座談会

「Way」では、有人離島専門メディア『ritokei』13年分の情報から厳選した事例を紹介。解剖学者の養老孟司さんや霊長類学者の山極寿一さんのコラム、作家の佐藤優さん、精神科医の森川すいめいさんなど、島にゆかりのある有識者の金言や、有人離島地域で活躍する若手キーマンと有識者による座談会、「自分のシマ」と向き合うためのワークシートや、416島の有人離島一覧が盛り込まれます。

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誕生のきっかけは約270人の想いを集めたクラファン

『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』は、NPOリトケイが2023年4月に実施・達成したクラウドファンディング「人口減を可能性にかえる本『島の未来計画(仮)』」により誕生しました(支援者数270名余り※NPOリトケイへの直接支援含む)。

全国の有人離島地域(170市町村、416島※2024年3月現在)には、人口減に歯止めがかけられず、学校などの社会インフラが消滅し、存続に黄色信号が灯る島が少なくありません。

一方、1950年代より人口減・高齢化社会を経験してきた島では、地域の存続をかけた最先端の地域づくりが実行され、全国のお手本となる事例も多く存在。「課題」と「可能性」が共存していることから、「人口減を可能性にかえる」事例を集めた本の企画が発案され、クラウドファンディングの実行・達成に至りました。

その後、NPOリトケイと島のキーマン3人による制作委員会を立ち上げ、企画を検討。本著に収録するための座談会の開催を経て、約1年をかけて完成いたしました。

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<著者>「日本の離島は宝島」を合言葉に2010年に創立し、有人離島専門メディア『ritokei』の発行や地域づくりを行うNPOリトケイ(離島経済新聞社)のメンバーと、離島地域のキーマンや有識者による共同企画。2023年春に実施されたクラウドファンディングにより集まった熱意をもとに、『世界がかわるシマ思考』を発行。

「社会課題解決の知を、みんなの手に」届けるために、あらゆる社会課題をテーマにした書籍を出版・販売するissue+design booksの協力のもと一般販売も決定。完成した本は先行してクラウドファンディングの支援者にリターンとして届けられ、4月20日より一般発売されます。

Amazonやissue+designの販売サイトで予約を受け付けているほか、NPOリトケイの公式オンラインストアでも予約を受け付け中。リトケイ公式オンラインストアよりご購入いただいた方にはストア限定のオリジナル「しおり」もお届けします。

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